構造物撤去 STRUCTURE REMOVAL

水中ワイヤーソーイング工法

水中ワイヤーソーイング工法とは

切削作業が水中のため作業水深に影響を受けることが少なく、新技術により最大で40mまでの深さで切削作業が可能な工法です。
当社では、水面下で従来不可能な環境での構造物撤去を効率良く取壊し、安全に撤去する方法を模索し研究してまいりました。今回その結果、不可能を可能に変える完全ウェット型水中ワイヤソーイング工法の新技術を開発しました。

新開発完全ウェット型水中ワイヤーソーイング工法の特徴

  • ワイヤーソーマシンが完全に水面下に設置してあるため、人災がない。

  • 小型船に機材を積み込み先行切削が可能。

  • 作業水深に左右されない
    (作業水深0m〜40m)

  • 切断機械本体が水面下にあるため、作業船の動揺があっても作業可能。

  • 切断最小限でのダイヤモンドワイヤーの長さで施工可能。

  • 監視カメラにて監視するため、トラブルに即時対応できます。

  • 機械が小型のため、CO2の排出量も大幅に減少します。

  • 作業油には、生分解性(ISO6743CiassL)を使用しています。

  • 機械設置

  • ケーソン切断

  • PC杭切断

  • ドルフィン撤去

  • コンクリート構造物撤去状況

新開発直接取付型水中ワイヤーソーイングシステムの特徴

  1. 直接取付式で切断構造物に直接固定し、切断します。
  2. 小型船に機材を積み込み作業が出来ます。
  3. 作業水深に左右されない(0m~40m)。
  4. 機械本体が水中下にある為、作業船の多少動揺があっても作業可能です。
  5. 切断最小限でのダイヤモンドワイヤー長さで施工可能です。
  6. 監視カメラにて監視する為、トラブルに即座対応出来ます。
  7. 小型機械の為CO2の削減での施工が可能です。
直接取付型水中ワイヤーソーイングシステム

切削作業が水中のため作業水深に影響を受けることが少なく、最大で45mまでの深さで切削作業が可能です。
水中での作業に関しては、監視用カメラにて随時監視が出来るのでとっさのトラブルへの対応が迅速に出来ます。
また、切削機器が完全に水中にあるので船舶の動揺に強いことも特徴です。

従来型のワイヤーソーイング切削工法では大型の設備を必要とします。
新技術の直接取付型水中ワイヤーソーイングシステムでは大きな設備を必要とせず、潜水作業船上で
切削作業を行うことができます。

従来型水中ワイヤーソーイング切削工法

水中ワイヤーソーイング本体

直接取付型水中ワイヤーソーイングシステム本体
仕様
定格圧力21MPa
切削回転速度0~850min-1
重量130Kg~300Kg
最大切断面積20m2(実績値)
最大ワイヤー巻取り長さ50m

水中ワイヤーソーイング本体

油圧駆動ユニット
仕様
最大圧力21MPa (0~25.5Mpa)
切削回転速度0~50ℓ/min (0~120ℓ/min)
エンジン定格出力28PS (120PS)
使用燃料ガソリン
重量680Kg
寸法1,100×1,450×1,200

※()内は中型機仕様

水中ワイヤーソーに関して詳しくお知りになりたい方はこちらからどうぞ

作業状況

水中ワイヤーソーイング工法を利用した工事実績

日本海洋サービスの独自技術